考察その6 欄干 下
見張り台欄干シリーズ、下の踊り場について。
上に比べると、圧倒的にバリエーションが少ない。
縦柵のみがほとんどで、他は上と同じパターンという場合が多い。
△三角型

縦柵のみ。
上が櫓よりはみだして柵が斜めに
なってるのが特徴的か
○丸型
上見張り台も円形が多い。パターン的には上と同様だが、簡素になってる。

上にもあった×と○の組み合わせ。
上見張り台もこのパターンである。
岡谷のものがこれにあたる。

逆ハート型+ヒゲ。
上見張り台は、逆ハートと○パターンで
下は上にくらべて簡素になってる
上の形態も円形が多い。
坂本鉄工所製のみ、上は八角形。
八角型
上見張り台も八角形で、欄干模様もすべて上と同様である。

縦柵のみ。
シンプルすぎるほどに
なにも装飾がない。

縦柵+ハート型。
アクセント程度の使用に
とどめている

逆ハート+ひげ。
ひげの丸が大きくて
ちょっとはさみっぽい。

縦柵の数が少なめで、横柵がひとつ。
隙間が多い。
逆ハートパターンだが、角へのかかり方
が変わってる。

縦柵で、上に○パターン、
下に逆ハート型。
この形は茅野の泉野の櫓
でみられる。

○と×の筋交い。
一辺に2~6パターン続く。
岡谷に多い。
□四角型
最も数が多い。縦柵のみがほとんどだが、その中でも鉄工所やらで微妙な違いがある。
また、櫓の大きさにぴったりしたものが多い。筋交いが外側か内側かで、細部が異なってくる。

縦柵+亀甲+ひげ。
欄干装飾が櫓の外側を
ぐるりと囲んだかたちに
なっている。
○と×筋交いタイプ。
一辺に4~6パターン続く。
見張り台の大きさが、櫓よりも
だいぶ大きめのもの多し。
◎逆ハート型類

縦柵+逆ハート型。
筋交いがかぶらないので
きれいに形が見える。

上と同じパターンで、
櫓よりちょっとはみ出た長方形。
こちらには、外側に筋交いがある。

筋交いが内側になり、
上部が浮いて、櫓を囲む
かたちになったもの。

○と逆ハート型。
筋交いは外側で
櫓の大きさに対して
ぴったりしている。

縦柵の下に丸みがある。
逆ハート模様も柵も少なめ。
隙間多し。

ハート型+ひげ。
ひげが大きい。
これも隙間が多い。
筋交いは内側。
逆ハート型だが細長く、
浮いている。
上の手すり、縦柵下部に
丸みが付いている。

これも逆ハート型。
ほぼ柵の長さいっぱいまで
細長い。
櫓の長さにぴったりしてて、
筋交いは外側。

手すりと縦柵下に丸みあり。
横線2本と逆ハート型。
筋交いは内側。
◎縦柵類

縦柵のみだが、極端に少ない。
一辺に3本しかない。
上部が櫓の外をぐるりと
まわっている。
筋交いは内側。

櫓の大きさに合わせてある。
上部は固定されている。
筋交いのないもの。
これは中村ポンプ工場製に
みられる。

上と同じ構造だが
筋交いが外側にある。

こちらは変り種。
筋交いが欄干の上に
なっている。

これも変種。
柵の数は多め。
筋交いの位置で、欄干側が
下なのが多いのに対し、
これは上側。

櫓の外側を囲う形。
枠が太いので
カッチリした印象を受ける。
これは、宏和鉄工所製に
みられる。

柵下部を内側に
折り曲げて
アクセントを
つけている。
櫓の柱部分に手すりが
突き刺さるような形。
端に丸みをもたせることで
少しやわらかい感じになる。

上と似た構造だが、
手すりの端は櫓の柱の
内側に入る。
それと、柵下部に丸い
カーブがついている。
手すりが櫓の外側になる。
四隅の角を少し折り曲げてあり、
また全体的に細めなので
四角のみのものより
かたさが和らいでいる。

上のものにくらべて
四隅の折り目が長い。
上部が広がって
プリンをさかさまにした
ような形になってる。
ぱっと見の印象は
上に似ているけれど、
こちらは下部すぼまり型。
折り曲げ部分に横柵が
付いて、形状をさらに
目立たせている。

縦柵がまっすぐではなく
ジグザクになっている。
というか、V字型の針金を
貼り付けてあるといった
方が正しいか。
●総括
・基本的には、上下見張り台において、欄干模様は共通して揃えられている。
・上にくらべて簡素になっても、逆ハート型など、モチーフは同じである。
・丸・八角のものは、櫓の大きさよりもかなり大きめで、広々としている。
対して、三角・四角は、こじんまりして、櫓の大きさに合わせたものが多い。
・そのため、四角だと下部がすっきりして見える。
・また、筋交いの位置に気をつけてみると、結構違いがあっておもしろかった。
上に比べると、圧倒的にバリエーションが少ない。
縦柵のみがほとんどで、他は上と同じパターンという場合が多い。
△三角型

縦柵のみ。
上が櫓よりはみだして柵が斜めに
なってるのが特徴的か
○丸型
上見張り台も円形が多い。パターン的には上と同様だが、簡素になってる。

上にもあった×と○の組み合わせ。
上見張り台もこのパターンである。
岡谷のものがこれにあたる。

逆ハート型+ヒゲ。
上見張り台は、逆ハートと○パターンで
下は上にくらべて簡素になってる
上の形態も円形が多い。
坂本鉄工所製のみ、上は八角形。
八角型
上見張り台も八角形で、欄干模様もすべて上と同様である。

縦柵のみ。
シンプルすぎるほどに
なにも装飾がない。

縦柵+ハート型。
アクセント程度の使用に
とどめている

逆ハート+ひげ。
ひげの丸が大きくて
ちょっとはさみっぽい。

縦柵の数が少なめで、横柵がひとつ。
隙間が多い。
逆ハートパターンだが、角へのかかり方
が変わってる。

縦柵で、上に○パターン、
下に逆ハート型。
この形は茅野の泉野の櫓
でみられる。

○と×の筋交い。
一辺に2~6パターン続く。
岡谷に多い。
□四角型
最も数が多い。縦柵のみがほとんどだが、その中でも鉄工所やらで微妙な違いがある。
また、櫓の大きさにぴったりしたものが多い。筋交いが外側か内側かで、細部が異なってくる。

縦柵+亀甲+ひげ。
欄干装飾が櫓の外側を
ぐるりと囲んだかたちに
なっている。

一辺に4~6パターン続く。
見張り台の大きさが、櫓よりも
だいぶ大きめのもの多し。
◎逆ハート型類

縦柵+逆ハート型。
筋交いがかぶらないので
きれいに形が見える。

上と同じパターンで、
櫓よりちょっとはみ出た長方形。
こちらには、外側に筋交いがある。

筋交いが内側になり、
上部が浮いて、櫓を囲む
かたちになったもの。

○と逆ハート型。
筋交いは外側で
櫓の大きさに対して
ぴったりしている。

縦柵の下に丸みがある。
逆ハート模様も柵も少なめ。
隙間多し。

ハート型+ひげ。
ひげが大きい。
これも隙間が多い。
筋交いは内側。

浮いている。
上の手すり、縦柵下部に
丸みが付いている。

これも逆ハート型。
ほぼ柵の長さいっぱいまで
細長い。
櫓の長さにぴったりしてて、
筋交いは外側。

手すりと縦柵下に丸みあり。
横線2本と逆ハート型。
筋交いは内側。
◎縦柵類

縦柵のみだが、極端に少ない。
一辺に3本しかない。
上部が櫓の外をぐるりと
まわっている。
筋交いは内側。

櫓の大きさに合わせてある。
上部は固定されている。
筋交いのないもの。
これは中村ポンプ工場製に
みられる。

上と同じ構造だが
筋交いが外側にある。

こちらは変り種。
筋交いが欄干の上に
なっている。

これも変種。
柵の数は多め。
筋交いの位置で、欄干側が
下なのが多いのに対し、
これは上側。

櫓の外側を囲う形。
枠が太いので
カッチリした印象を受ける。
これは、宏和鉄工所製に
みられる。

柵下部を内側に
折り曲げて
アクセントを
つけている。

突き刺さるような形。
端に丸みをもたせることで
少しやわらかい感じになる。

上と似た構造だが、
手すりの端は櫓の柱の
内側に入る。
それと、柵下部に丸い
カーブがついている。

四隅の角を少し折り曲げてあり、
また全体的に細めなので
四角のみのものより
かたさが和らいでいる。

上のものにくらべて
四隅の折り目が長い。
上部が広がって
プリンをさかさまにした
ような形になってる。

上に似ているけれど、
こちらは下部すぼまり型。
折り曲げ部分に横柵が
付いて、形状をさらに
目立たせている。

縦柵がまっすぐではなく
ジグザクになっている。
というか、V字型の針金を
貼り付けてあるといった
方が正しいか。
●総括
・基本的には、上下見張り台において、欄干模様は共通して揃えられている。
・上にくらべて簡素になっても、逆ハート型など、モチーフは同じである。
・丸・八角のものは、櫓の大きさよりもかなり大きめで、広々としている。
対して、三角・四角は、こじんまりして、櫓の大きさに合わせたものが多い。
・そのため、四角だと下部がすっきりして見える。
・また、筋交いの位置に気をつけてみると、結構違いがあっておもしろかった。
Posted by 某タヌキ at
◆2009年02月27日21:27
│雑感